事例紹介 GameSynth
弊社はエンジン音合成技術を様々な会社に提供しておりますが、その一つにTsugi合同会社様
があります。同社はゲーム用のソフトウェアを開発販売している日本の会社であり、2018年
にGameSynthという効果音作成ツールの販売を開始しました。
従来のゲームの効果音は予め録音された音を使うことが一般的でしたが、GameSynthでは全
てPCでリアルタイムに合成することができます。そのため状況に応じて変化させたり、新し
い音を作ったりすることができるようになりました。
GameSynthは大変すばらしい画期的ツールだと思います。もし、ご興味がありましたら、
YouTube動画をご覧下さい。またTsugi社のHPでも詳しく紹介されています。
そのGameSynthに2019年3月からエンジン音を合成できるEngines Modelが追加されました。
このモジュールには弊社の技術が使われています。その音はこのYouTube動画でお聞き下さい。
これもまたTsugi社のHPで詳しく紹介されています。
現在は乗用車、バイク、スポーツカー、トラック、レーシングカーなど様々なタイプの車両の
音を出すことができます。また、気筒数や音質などを変更することもできます。
これは主にゲームクリエイター向けのツールですが、一般の方がエンジン音を楽しむことにも
使えるものです。ぜひご購入して活用してください。ちなみに価格は15,900円です。
事例紹介 Engine Sound Creator

弊社は旭化成エレクトロニクス様にエンジン音合成技術を提供し、車載向けのエンジン音合成半
導体用ソフトを共同で開発いたしました。その半導体はEngine Sound Creatorという製品名で
2020年より同社から販売されています。なお、弊社と同社はエンジン音合成技術特許の使用許諾
契約を締結しております。
Engine Sound Creatorは電動車(EV、HV、PHV、FCV)の走行に連動して模擬エンジン音の電
気信号を合成して出力することができます。その音信号をカーステレオにつなげば車内にエンジン
音を出すことができるわけです。
一般的にエンジン音合成においてはアクセル開度とエンジン回転数の情報が必要ですが、電動車で
はエンジンが無かったり(EV)、エンジンがあっても常時回っていなかったり(HV)するので、
車両からのエンジン回転数情報を利用することができません。そこで、Engine Sound Creatorで
は車両からアクセル開度と走行速度の情報を取得するだけで、仮想エンジンの回転数を計算できる
ようになっています。
さらに現在のエンジン車は自動変速が主流ですので、Engine Sound Creatorは自動変速もできる
ようにプログラムされています。
最近は脱炭素の流れが加速していて、世界的に電動車(特にEV)が急速に普及しつつあります。ま
た、その電動車に人工的な音を付加することが当たり前になってきています。その中で本製品がど
こまで販売を伸ばすか期待しながら注目しています。
事例紹介 Trans4motorシリーズ
弊社は以前、株式会社キットピーク様から自動車やバイクのエンジン内部構造を学習するためのス
マホアプリにエンジン音を付加することを依頼され、RealEngineSimで用いたエンジン音合成プロ
グラムをご提供しました。そのアプリの名前はTrans4motorです。
その後、航空機のエンジンについても同様のアプリを制作することになりましたが、航空機のエン
ジンは自動車やバイクとは構造が大きく異なり、エンジン負荷はプロペラの空気抵抗が主であり、
音に関してもプロペラの反射音が大きく影響しますので、自動車やバイク用のプログラムでは対応
できないことが分かりました。
そこで、新たに航空機用エンジン物理モデルを作成し、プロペラの影響も考慮したエンジン音の合
成方法も開発いたしました。それを基にキットピーク様でプログラミングを行い、航空機のエンジ
ン音を合成することができました。このアプリがTrans4motor Sです。
さらに2025年にはTrans4motorを改良発展させて自動車やバイクのエンジンとトランスミッション
の構造と動作原理を視覚化して学習できるiPhone/iPad用アプリを制作するお話がありましたので、
改良した自動車用物理モデルやエンジン音合成技術をキットピーク様にご提供いたしました。この
アプリは2025年12月にTrans4motor Rという名前でリリースされました。詳細はこちらからご覧い
ただけます。
また、Trans4motor SとTrans4motor RのYouTube動画は下のリンクでご覧いただけます。
事例紹介 Maxプログラミング講習
弊社ではパソコン(Mac)でエンジン音合成プログラムを作成し、音の合成や調整を行っています。そのときに使用しているのはMaxというソフトです。Maxを一言で説明するのは難しいのですが、しいて言えばマルチメディアプログラミングツールということになります。
Maxはかなり昔前から世界中で音楽関係のアーティストが使っていて、私(前田)は20年以上前からエンジン音の研究用として使ってきました。その一番の特徴は一般的なプログラミングと違ってコード(文字列の命令)を書かなくてもよいことです。また音や画像を簡単に扱えることも大きな特徴です。
近年、コードを必要としないノーコードプログラミングが注目されていますが、Maxはその先駆けとも言えます。長い歴史があるのでユーザーも多く、ネット上でいろいろな情報が入手できることも大きな利点です。開発元のサポートもしっかりしています。
そのため、最近では工学関係(自動車業界)でも使われ始めているようです。
弊社では工学関係の技術者を対象として、Maxのプログラミング教育を行ってきましたが、エンジン音合成技術についての皆さんの関心が高いようですので、最近ではエンジン音合成に特化したMaxプログラミング教育も行っています。
もし、ご要望がありましたら、メールでお問合せ下さい。リモートでの講習も可能です。
事例紹介 エンジン音合成方法
弊社は上記のMaxでエンジン音合成を行っていますが、ビデオゲームやスマホアプリなどではMaxと異なるプログラミング言語を使っていますので、それらにおいて弊社の方法によるエンジン音合成を実行する場合は、まずプログラマーに弊社のエンジン音合成アルゴリズムを理解してもらう必要があります。
そこで、弊社ではエンジン音合成方法を教える講習も行っています。かつては受講者と機密保持契約を締結してから行っていましたが、現在は米国と日本で特許を取得しましたので、機密を気にせずに開示できるようになりました。
こちらもご要望がありましたら、メールでお問合せ下さい。リモートでの講習も可能です。
