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コラム No.9 日本音響学会誌の特集 2008.9.7
皆さんはご存知と思いますが、日本音響学会は音に関する学会として 日本では最も権威ある学会です。私（前田）はその会員であり、毎月発 行される日本音響学会誌を購読しています。
その日本音響学会誌2008年９月号に特集記事として工業製品の音の デザインが取り上げられていました。内容は音質デザインの方向性に ついての解説から始まり、音質の評価尺度や音質の経済評価、自動車 や事務機器、家電製品の音のデザイン事例紹介などでした。
執筆されているのは難波先生、桑野先生、戸井先生、橋本先生など、 そうそうたる顔ぶれです。実は私も以前に編集委員の田中先生から執 筆を依頼されましたが、会社を設立したばかりで多忙だったため、辞退 させていただいた経緯があります。今この特集記事を見ると私も何か 書きたくなりましたが、後悔先に立たずとはこのことです。
これまでに紹介した他のニュースからも分かるように、最近は工業製品 の音のデザインが大変注目されてきており、話題となることが多くなって います。工業製品の音は従来は物理的あるいは技術的観点から論じら れることが多かったのですが、今後は心理的あるいは芸術的観点から 検討することが重要になってくると思われます。
この特集記事に興味をお持ちの方は日本音響学会に入会されるか、大 学などの図書館へ行けば読むことができると思いますので、是非ご一読 下さい。
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