弊社ではこれまで自動車やバイクなど地上を走る乗り物の音を合成する技術を開発してきましたが、エンジンのついた乗り物として飛行機を忘れていたわけではありません。もともと弊社代表の前田は子供のころから飛行機マニアであり、模型飛行機を飛ばしたり、プラモデルを作ったり、設計のまねごとをしたりしてきました。

いつかは飛行機(特にプロペラ機)の音を合成したいと思っておりましたが、これがなかなか難しいのです。何が難しいかというと、まずプロペラ機特有の音を合成する方法が、どこを調べても分かりませんでした。また、飛行機ではエンジンの回転数を計算することが自動車のように簡単ではありません。

しかし、数年前にTrans4motor Sというスマホアプリの制作をお手伝いする際に飛行機のエンジン音を合成することになり、いろいろ研究の末にプロペラ機特有の音はなんとか合成できるようになりました。ただし、これは地上で固定して運転する状態の音でした。

そうなると、次はやはり飛行中の音を合成したくなります。そこでさらに研究した結果、数年かけてなんとか飛行機の運動物理モデルを作成することができました。まだ、上昇下降や宙返りなどの縦運動しかできませんが、かなりの精度で機体の運動を模擬することができますので、飛行中のエンジン回転数も問題なく計算できるようになりました。

そして、その機体物理モデルを用いたサウンドシミュレータソフトにより、プロペラ機の音がようやく合成できるようになりました。そのシミュレータソフトが作動する様子をYouTube動画でご紹介したいと思っておりますが、動画作成はもうしばらく時間がかかりそうです。また、最終的には自動車のエンジンサウンドシミュレータソフトのように皆さんに無料で配信するつもりです

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